「 橋巡り&島巡り・目が回る 」
2010/05/10 の つれづれ
巡る親父
今年の4月になって、何となくソロツーでもしたいと、堪らなくなってきた。
そして、昨年の初めに、「つれづれ」にも書いた、「瀬戸内のとびしま海道」を思い出したのだ。
昨年は、計画して行けなかった「とびしま海道」を行こうと、思い立ち、計画している内に、
「とびしま海道」は、8つの橋で繋がっている島々である事に気が付き・・・・・
よくよく、瀬戸内の地図を見ていると、広島県だけでも、橋で繋がっている島々が幾つもある事がわかったのだ。
橋で繋がれている島をこれもあれもと、数えていたら、ついでにココまでもと、山口県の笠戸島の笠戸大橋まで、目が走ってしまった。
当初は、「とびしま海道」と思っていたが、調べているうちに、8つが12島、そして16島と凄い島数と成ったが、行くからには、全部走たれ!!
思いついて調べたのが、敢行日の4日前。
行こうと思ったら、居ても立っても居られないず、家内には内緒で、準備にかかる。
まず、橋&島巡りの候補を書いてみる。
走る順から
瀬戸内・広島県(田島・内海大橋>横島・睦橋>大芝島・大芝大橋>(とびしま海道に入って)
>下蒲刈島・安芸灘大橋>上蒲刈島・蒲刈大橋>豊島・豊島大橋>大崎下島・豊浜大橋>平羅島・平羅橋>中ノ島・中ノ瀬戸大橋>愛媛県・岡村島・岡村大橋>呉駅前で宿泊
倉橋島・音戸大橋>鹿島・鹿島大橋>能美島&江田島・早瀬大橋>沖野島・沖野橋>
山口県に入り>屋代島(周防大島)・大島大橋>沖家室島・沖家室大橋>室津半島・長島・上関大橋>笠戸島・笠戸大橋
以上を、2泊3日で回って走ろうと決めたのが、かなりの無理な過酷な橋と島巡りとなった。
天候のその時の「運」も左右するが、今回の実行は、最悪の出発日となってしまった事は、忘れ難い思い出になる。
出発の前日の夕方に、準備を済ませたGL1800を横目に、家内に瀬戸内にツーリングに出かけると知らせる。
天候の程はと聞かれたが、瀬戸内は快晴と答えての承諾である。
だが、先ほどの「運」とは、天気予報も関東地方は40年ぶりの「雪予報」予報も、的中となってしまった。
だが、行くと言ったら、我も「男」、出発するしかないのである。
午前1時の出発を3時に延ばして、雪の中をGL1800は、走り出したが、雪が冷雨となり、辛い走行を強いられてしまった。
山陽道・福山西IC・正午・・さて、ココから、今回の橋巡り&島巡りの始まりとなる。
最初の、田島>横島に橋を渡って一回り、回りは瀬戸内の海ばかりで、目に映る景色も代わり映え無く、カメラも次第に懐に仕舞い込み出番がない。
それでも、橋巡りの橋だけは、着実に撮り収めて次なる島へと移動だが・・・
この先の、橋巡りと島巡りの時間が読めず、ただ先に行かなければ行けないと気持ちだけ焦るばかりで、ご飯をのんびり食べているわけには行かず、コンビニでおにぎりを買っては、食べながらの走行が続く。
自分ながら、馬鹿でアホみたいな走りに、呆れるばかりとなる。
疑問・・橋で繋がれた島は陸続きと言われるが、果たして、それは、島が島で無くなったと言う事なのであろうか?
あくせくと、2日間、橋を巡って、島を回っていると、目に入る景色は何処も同じ、瀬戸内の海ばかりで、時に寄っては、方向音痴になったり、迷った場所もあり、自分が何処に居るのかさえも、わからなくもなってしまった。
今回の最大のテーマは橋巡りで、島巡りは観光でなく、ただ走るだけの敢行となり、今からして、まとめて見ても、何処の島も、記憶に薄い思い出のない島となっている。
今、あの島はと聞かれたら、どの島も語る事は無に等しく何も語れない。
今まで、島巡りを幾つかしてきたが、それぞれの行った島の記憶は幾つか残っているのであるが、
この度の島は残念であるが何も無い事に今更気が付いても遅い感じで・・・
だが、しっかり橋の記憶は残っている。
2日目に回りきる島、山口県の笠戸島と笠戸大橋は、タイムアウトとなり夕暮れとなり、道を間違えてしまい、行けなかったので、今回の橋&島巡りは、15島で完島となる。
2泊3日の予定も、「もったいない!」で、1泊2・5日で、その日に帰宅となった。
往復とも、非常に寒空を蹴ったツーリングで締めくくった。