朝・８：３０上御殿の前で、女将を挟んで記念写真を撮り、昨日、今回の目的地・龍神スカイラインの写真が１枚もないので少し戻り、真似事の写真を撮り、今日の旅たちである。朝から今日は雨模様で、雨合羽を着て走る１日となったのである。少し遅めの出発もあるが、紀伊半島ど真ん中の林道を走るコースである。Ｒ３７１を下がり、東を左折して、県道７２５号（龍神十津川線）を奥に走るが、道は狭く、くねくねの道で、標識のなく熊野三千峰スカイロードの入口を通り越してしまった。この名もこじつけた名で、そんな名の、標識など無い。

この道は、龍神本宮林道で１２６２ｍ冷水山を越えて、熊野本宮に抜ける林道である。山の上は、霧がかかりかなり視界が悪そうであるが、行くとなれば何処までもが、我らのモットーであるので、林道を昇り走るのである。トンネルをこぐり冷水山に向けて、海抜を稼ぐにつれて、雨が降り出し、霧で先頭が見えなくなる始末、当然視界はゼロである。林道は舗装化されているが、所々に落石、落盤があり、少し緊張して走らなければ、子砂利が多く、尖がった石が転がり、その石を踏まないように走るのは、くねった道と石を避けるハンドルさばきとで、尚いっそうのくねくねライディングである。何とか走り抜けて、Ｒ１６８熊野本宮に着き、左折して、十津川・上湯温泉の露天風呂の行くことにしたが、目的の風呂はなくなっていた。そこには、新しく土谷温泉（つるつるの湯）が開業していたが、３０ｍ位下りて、温泉を見たが内湯であるために中止。峯尾氏がそこに川渡りの籠があり、乗って楽しんだのであるが、今度は、川湯温泉（仙人風呂）に行こうと、又来た道を戻る。途中の道路脇に、１２滝ががあり、記念撮影。Ｒ１６８を戻り、川湯温泉（仙人風呂）にたどり着いたが、大分話が違うのである。旅館街の前の川原に露天風呂とヨシヅがたけ立ててあるが、入っている人は、水着を着て、子供が遊んで、大勢の人でゲンメツ！！ここでも、諦めムード。この日は、結局風呂なしで、紀伊半島では、東北みたいには行かないみたいである。時間もお昼が過ぎ、道路脇にバイクを止めて、上湯の途中で買った”みはり寿し”と”さんま寿し”と峯尾さんの持参したバーナーでお茶を沸かして、木の下で雨をしのぎ、昼食をしたのである。

上の写真は、龍神本宮林道入口の標識。

下の写真は、少し山に入り、

坂泰隧道を出たところでこれからの昇りの気合を入れているところ。

上の写真は、大分昇って来て、少し広いところで一休み、アーぁ、しんどいもんだって！！

道端での昼食も終わり、悔しい寄り道もツーリングの持ち味として、２時も近くなり、又１日目の二の前になりそうなので、いそいそと急いで出発。Ｒ３１１に戻り、熊野街道を白浜に向けて走るが、雨足も強くなり、国道と言えども、早々に飛ばせない。カーブの至る所に、黄色い矢印の線や、幅の広い白の矢印が路面に書かれていて、滑るのである。どうしても怖いのでスピードがコーナーの度に落ちて、私が遅れ気味で、あの路面のいまいましいことは、思い出しても、嫌感じである。車も多く混雑していて追越も出来ずに、ペースが上らないが、何とか、Ｒ３１１からＲ４２に入り、白浜との分岐点で、コンビニの駐車場で休憩。時間も大分、遅れ、今回は、ダイヤが乱れているツーである。雨の中、腰を上げて走り出し、右側に海を見ながらの、それなりのゆっくり走行である。海は、何処を走ってみても、景観は変り映えがしないもんで、無線で、ここは伊豆の何処に似ているとか、地名も恋人岬とか何処にでもある名前が付いているのである。無線で話しながら走れるので気もまぎれるのか、やっとこ、潮岬に到着。ここまで来たのであるから、潮岬灯台を見て、本州最南端・潮岬で軽く記念写真を撮り来たことを証明する証拠写真が出来たというもんだ。少し走ると、”橋杭岩”に出る。ここに立ち寄り、又、記念撮影。時計は５時を回り、尾鷲までまだ遠い。Ｒ４２を走るが、那智勝浦の手前より、大渋滞、こうなれば無理やり狭い路肩をすり抜けである。通過後、車も流れ出して入るが、飛ばすことは無理で、天気も悪く、暗くなってきた国道を諦めモードで走るが、熊野からＲ４２の山に入り、嫌な路面を走り、大分近づいたかと思いきや、矢の川トンネルで、大渋滞でＳＴＯＰである。対向車線をはみ出し走行で一番前に出てみたら、カーブで事故で、上下線ＳＴＯＰ。でも何とか脱出して、尾鷲に到着も、民宿の入口を間違え、４Km程とんでもない山に入ってしまった。気がつき戻り、GSでガソリン補給後、道を教わり、何とか”イワナの里”民宿に到着はPM８：００を過ぎてしまったが、気持ちよく向かい入れてくれて、晩飯にありつく。