2日目の朝は、やたらと早いお目覚めとなった。
辺りは、真っ暗、早朝4時の起床である。
カメラをぶら下げて、海岸を散策して、真っ暗な海岸に月が綺麗に写り出されて記念写真を 撮り、室戸岬の遊歩道を散歩。段々夜が明けてくる。
室戸岬の岩間から出る日の出も撮影。
今日も天気が良さそうである。・・・・日が射し出し朝6時・・・民宿に戻ると、駐車場に猫が7匹ばかり、ゴロゴロしている。・・・・・部屋に入り、外を見ながら、先ほどの、駐車場にいた猫たちを見ていると、朝6時頃に1台の車が近づいてきたら、あの猫たちが、突然と起き上がり歩き出した。
そこに車が駐車場に停まると、猫たちは車の周りに集まり・・”ニァ〜ニャー”とないて、集まってきたのである。
運転手はおばちゃんで、車からキャッツフードを、缶で。3〜4杯、3箇所ぐらいに、まいたのであるが、猫たちはそれを、群がって食べている。
そのおばちゃんは、巻き終わって直ぐに、キャッツフードを車にしまって、立ち去って行ったが、猫もどうやら野良猫らしく、おばちゃんが、多分、毎日餌をまきに来るので、猫たちは、時間と車の音で直ぐにわかるのかもしれない。
朝7時・朝食を食べて、7時半には出発にかかる。
民宿・室戸岬の宿泊は・・¥6300
出発するにも、バイクを外に出すのに、又階段状を出さなければいけなく、ご主人に押えてもらい、何とか、外に脱出。
”お世話になりました”・・・エンジンも快調に、次なる目的地に向うが・・・・・・
この度のツーリングの目的は、海岸線・岬と灯台で・・・当然、室戸岬灯台を写真に収めなければ意味が無いわけで、バイクで急坂を上り、灯台入り口の駐車場に停める。
そこから400m坂を上ると、室戸岬灯台と、四国の四十八箇所巡りの、”第28番礼所・最御崎寺”がある。
灯台と番所の記念写真を撮り、元に戻り、次なる場所に出発。
ガソリンも補給しておかなければいけません。
室戸市浮津で給油・・・・20.26?¥3099@153
走行距離214.8マイル≒343.7q
奈良市香芝SAより此処までの距離と給油・・・・?/17q位である。
 
国道55を海岸線に沿って、走る。・・・どうやら、この道は、土佐浜街道と言うらしい。
又、高知では、昨日から”よさこい祭り”が行なわれているようである。
当然、混雑渋滞を予想できる為に、避けて、赤岡町から県道を走る事にした。
高知県道14を走り、浦戸大橋を渡ると桂浜に出る。
到着朝9時40分
出た先には、しっかりと、有料駐車場が大きく口を広げて待っている。・・・・バイク¥50
そこで、売店で”カキ氷”を食べて、浜に出かける。
この桂浜は、土佐犬が見学できるようになっているが、又少し、坂を上り、坂本竜馬の像を見て浜に出る。
此処は、坂本竜馬の記念館のある。
味気ない話しをしてしまえば、ただそれだけであるが、桂浜も見慣れた浜に違いないが、浜に出て、目に入ったのが、丘の上に立つ灯台である。
予定外の灯台を見つけて、急坂を上り、灯台の下につき写真を撮るが、・・・・ここで、愕然。
あつ中、急坂を上り詰めてみたら、灯台の横には、さっき走った道がある。・・・・大失敗。
駐車場に戻るのに、又急坂を下り浜に出て、やっとの思いで、辿り着いた。
出発朝10時半、1時間近く時間をつぶしてしまった。・・・・疲れた。
出発後、県道23海沿いを走り、国道56号に合流。
国道言えども、快調の走りであるが、捕まってはいけない。・・・・・自重して飛ばす。
午前11時50分、国道56の道の駅・あぐり窪川にて、休憩して
午後12時15分出発。
四万十川を渡り、国道321に入り、足摺岬へと快調・・・・
岬・灯台巡りとは、その先までは、何処でも歩くのが定番みたいであるが・・・・
午後2時45分。足摺岬到着・・・・午後3時10分出発
足摺岬では、少し、”チョンボ”して、格好の写真が撮れたので、遠巻きから見て、県道27を走り、国道321に戻り、かなりこの国道は、走れる道ではあった。
国道56に合流して走るが、暫くは、かなり快調に走れてのであるが、
土佐清水・大月・・・道の駅大月の少し先の弘見で給油。
ハイオク19.36?¥3020@156・・・・走行距離211.6マイル≒338.6q
室戸より大月間は・・?/17.5Km位の走りである。
宇和島市に近付くにつれて、渋滞が始まり、揚句に、車もとろとろ状態で先に進まない。
わき道も無く、追尾して我慢するしかない。
宇和島市外の入り口からバイパスが出来ていて、これは幸いと、走ったら、又もや国道378・56に出て、渋滞が始まったのである。
此処から、又もや迷走の始まり。
伊予吉田で県道314を見つけて、県道だから何とかなると左に曲がったのが雲のつき。
構わず走り、先が行き止まりになる先端と走らず橋を渡った先は大良鼻の行き止まり。
戻って、先ほど渡った橋を又もや左に曲がって、”何とかなるさ”・・・走る・・県道272
少し、車の走っていないので飛ばしたが、出た先は、国道378のさっき曲がった先の直ぐ先に出てしまった。
もうしょうがない、”のんびり行こうぜ”と、車に追尾。
国道378に入ると、道は完全に空き始め、走れるようになったのは良いが?・・・・・
この国道378、名ばかりの超狭い国道である。
 
 
 
 
海岸線の道とはこの事を言うのであろうか?
海と道とは、防波堤の横を走るのだが、走りながら海を見ると、どう見ても、水面の方が、我輩が走っている国道より高い気がしてならない。
道幅も、軽4輪が一杯一杯の道で、所々、待避所的に広げてあるが、後は、車が来たら”どうするの?”、の国道である。
更に、海岸線すれすれに走っていて、直ぐ横が海という道なのだ。
その様な道だっけに、真直ぐの所が無い。
うねりうねっているわけなんです。
段々、日も陰り始めている。
最初は、国道378だからと、国道と言う名に、安心して走り始めたが、それは、時間がたつほどに、裏腹に焦りを感じるようになる。
なぜならば、時間も6時をとおに過ぎていることで、国道沿いで出し、海岸線だし、民宿の一つや二つあると思っていたからなのだ。
走るといっても、先ほども書いたが道が狭いし、飛ばすことが出来ない。
我がGL1800を右に左に曲げて走るも、曲がりが多くて、何か!よろよろして、走っている気がしてくる。
いよいよ心配になり、途中で人を見つけては、この辺りに民宿があるか?訪ねてみたりした。
1回目は、”わからん”・・・・2日目は・・”この先にある”との、お言葉、その一言で、安心して先に進むが、一向にそれらしき宿が出てこない。
又もや、聞いてみると、この先、4KM位先にあるとの返事に、目先が明るくなってきたので、一生懸命に走って見るが、4KMってこんなに遠いいのかって思うほど、民宿にたどり着かないのである。
もう既に、7時を回ってしまっている。
すると、忽然と狭い道が、カーブを曲がったら、素晴らしくいい道2車線道に出たら、右側に、丘の上にモダンな建物が目に入ってきた。
又、道路端に、建物の上に、”民宿”の看板を発見。
ワザと、店先に、我輩の立派なGL1800を停めて、宿泊をお願いする為の威嚇に、目に入る位置に停めて、玄関に入り、・・・”宿泊が出来ますか”・・と、訪ねる。・・・・丁重である。
到着午後7時半・・・キャンセルがあるからOK・・・今夜も屋根の下に泊まれる。
お風呂は、水風呂にして、食事はある物を注文して、生ビールを4杯、美味かった。
部屋はクーラーをガンガン効かせて、午後9時半に就寝。
 
 
 
日本一周海岸線と岬と灯台・・四国・九州・山陰の旅
2006/08/10・木曜日・快晴
走行距離:293.6マイル≒469.8q
2日間走行距離:801.5マイル≒1282.4q